スーパーバイクに乗っている人や、リッターオーバーのSSの人にしたら鼻で笑われるかもしれないけど、173kgで148psとは相当なパワーで、初めて乗るSSに戸惑いながらもスロットルを開けていくと、4,000あたりから盛り上がりがくる。
慣らし中なので性能を解放出来ないけど、5,000rpmを超えると明らかにコイツの暴力的な性能の片鱗を感じる。
前傾でフロントに荷重が乗った状態でスイスイと勝手に曲がっていく様は、四輪で言う曲がり自慢のスポーツカーと同義。
よく曲がると言っても、ネイキッドのそれとは何もかもが違う。
極端に言えば、ネイキッドが行きたい方向に胸を向けたらそっちに進むとすれば、SSは思っただけでその方向に進む。
かなり極端な形容だけど、そのくらい思い通りに動くし、曲がる止まる全てにおいて乗り手の反射神経をそのまま反映できるだけの性能がある。
これを自制しながら乗るには、かなりの精神力が必要そうだ。
1速で軽く80キロは出てしまいそうだから、2速で13,000rpmとなるともう街中では使えないあい、ましてや高速道路に乗っても直線での加速しか楽しめない。
これはしばらく自分との戦いになりそうだ。