正直、国産の普通二輪で公道を走るのは初めてに近い。
昨年買ったグチ子は輸入バイク特有のクセだらけのマシン。
そして今日納車になったヤマハセロー250は、今日からセロ男(セロオ)になり、
シェイクダウンがYSPからの帰路だったけれど、
公道を長時間乗ってみて思ったのは、店を出る時、馬力の無さに驚いたけれど
しばらく走ると、それが一般道では必要十分である事と、発進時のトルクが
太く、気を使わずともエンストすることはない程、よくセッティングされている。
グチ子はトルクも太いし迫力もあるけれど、クセがすごくて失敗するとエンストする。
そしてセローを走らせて思ったのが、国産車ならではのシフト時の節度感と、ウインカー等
各スイッチ類の軽さと剛性感。
さすがは日本製であると思わせる。
事前にネット情報を見て心配していた高速域も、帰りの中山峠では前のバイクについて行ったら、
あら不思議、3桁キロ以上の領域でも何ら問題なくよく走る。
スペックなど目安に過ぎないと思ってはいたものの、正直20HPって、大丈夫なんだろうか
と思っていた自分が情けない。
単気筒の250なんかと諦めていたけれど、工業用の機械や船外機なども作っているだけあって
国産メーカーの懐の深さはすごい。
思っていたよりもずっと上が使える。
こう言うのは、やっぱり自分で感じないと意味が無いな。
情報よりも体感。これしか無い。
まだ慣らし走行中とは言え、そこそこ回してしまったっけれど、軽快さと扱いやすさに
とにかく驚かされた。
目線の高さも周りの景色を堪能しながら走るのには有利。
シートも2時間半のライドではお尻が痛くなることはなかった。
下りのコーナリングなども、ほとんど自転車感覚に近い軽快さでこなしていくのには
驚いた。
グチ子が迫力と重厚感なら、セロ男は軽快さと俊敏さ
2つの違うキャラクターのバイクを乗り比べることは本当に勉強になる事が多い。