最初モトグッツィを調べ始めた時に知ったのは、もちろん旗艦であるV7シリーズ。
ご存知、750ccのノスタルジックなフォルムの正統派ネイキッドです。
CSオクノさんにお邪魔した時に初めて見たそれは、一見何の変哲もないバイクでしたが独特のオーラを放っていました。
次に見せてくれたのが、2階に置いてあったV9ボバー
排気量はV7のそれよりも100cc大きい850cc
かなり低く構えた姿勢は、金属部分をほぼブラックアウトされており、アメリカン風ではあるが少し悪っぽい雰囲気を持っており、私の好みとは違った。
そのボバーとフレーム、エンジン、タンクなどをほとんど共用しているモデルがV9ローマーです。
金属部分は金属色かクロムメッキされているのが好きなのと、股を閉じて乗っても様になる形が好きなのです。
元々、排気量には並々ならぬ盲信を持っており、かつて5,700cc、4,600cc、4,000ccなど、大排気量の車歴を持っており、排気量が持つ余裕を信じている。
パワーと排気量は別問題というのが私の持論。
時代に逆行しますが、どんなに小排気量でパワーを出せたとしても、大排気量でしか表現できない味があるのです。
正直ローマーは現物を見ずに購入を決定しました。
ボバーのタンクやフォルムを見て想像出来たし、プラス100ccの余裕と、周りに誰も乗っていないと言うのが決め手でした。
V7で定評のある縦置きVツインが850ccになっても悪いはずがないと言うのが私の根拠。
しかし今でもV7への思いは断ち切れていない。
いつかは持ちたいバイクですね。
それにしてもモトグッツィは不人気ですね。
今考えても、この恵まれた北の大地をモトグッツィで走らないなど考えられません。
裏腹なようですが、もっとモトグッツィオーナーが増えてくれる事を切に願います。