大それたタイトルですが、他を知らないので比較ができません。
比べられるとすれば、教習車のホンダNC750くらい。
さて、この夏、7月24日に納車されて以来、3,300キロほど走った感想はと言うと、まずエンジンの鼓動と振動が上げられます。
🔹トルクリアクション
あちこちに書いてありますが、特徴的な縦置きV型2気筒エンジンは進行方向に対して前後にクランクが回っており、停止時にアクセルを開けるとトルクリアクションで右に傾きます。
しかし走り出せば全く分かりません。
また、シャフトドライブ特有のクセと言われる挙動もほとんど感じません。
縦置きは、エンジンを前から見てV型に配置されているのが分かります。
一方、ハーレーなどの他メーカーは横置きですので横から見てV型に見えます。
🔹音と振動
特に低回転での鼓動感と振動がそれなりに大きいのですが、これがまた上品な感じ。音もドロロロではなくドルルルルルと言う、重さの中に軽やかさが感じられる音。クルージング中もずっと心地よさが続きます。
回転を上げると獰猛な音になりますが、鼓動感は収束しスポーツ心を掻き立てます。
4気筒以上のマルチシリンダーが持つピークパワーや回転数も大きな魅力ですが、この耳に訴えるリズム感は病みつきになります。
これはまだまだ初心者ですので詳しくは書けませんが、たった一つ言えることは教習車に比べて格段に倒し込みが軽いです。
フロントタイヤが大きいせいもあるのか、唐突ではなく自然にライダーの意思に従います。
🔹ライディングポジション
これは、それぞれの体型が違いますので、他人のレビューはあてになりませんが、私の場合、182センチの身長で、まぁ、日本人としては長身の部類です。
ネイキッドといっても明らかにV7とは違うポジションですが、あちこちに書いてあるフロントが上がっていて高いと言う印象は受けません。横に広がったハンドルは安心感を与えられるし、無駄にやる気にさせることもないので、疲れないポジションです。
ROAMER(旅する人)と言うネーミングに相応しいフォームで乗れると思います。
🔹メーター類
タコメーターが無い単眼式なのが残念ですが、今ではそれで良かったのだと思っています。
今では、タコメーターよりも大切なものがある気がしています。
電子式の多機能メーターはオドメーターはもちろん、外気温度計、シフトポジション、燃料残量警告、トリップメーター、瞬間燃費計、平均燃費計など機能がたくさん。
特に外気温度計は、着る物を選ぶ時の基準になるのでとてもありがたいです。
🔹ブレーキ
よく効きます。
フロントがブレンボなのですが、これはあのブレンボと同じなのか、それともライセンス生産なのか分かりませんが、とにかくよく止まりますので安心して走れます。フロントがよく効くので、リヤが頼りなく感じてしまいます。
🔹安全装備
ローマーにはトラクションコントロールとABS
トラクションコントロールは、タイヤの空転を制限する機能です。介入度を0-2の間で調整出来るので、私は1にしています。一度、交差点でアクセルを開けすぎて働いて驚いたことがあります。
装備されていなかったら滑っていたのかと思うとありがたい装備です。
ABSは作動したことはありませんが、できれば作動させたくない機能ですね。